飲酒タイプ8-4逃避タイプ:The Escape



逃避タイプの特徴


あらゆる心配から逃れたい。
忘れたい。
心を静めたい。
そのためにお酒を飲む。

これは一般的には
長期にわたるストレスの期間や
人生の予期せぬ変化の際に現れます。

人が生きていれば起こりえる日々の混乱。

仕事と家庭生活が両立できていないと感じるストレス。
ニュース、政治、世界の出来事、環境災害。
または見出しで目にするものによる心配ごとなど。

ハイプレッシャーの仕事のストレス。
子供たちが何か困難な状況に直面している場合。
家族や親戚の心配など。

経済的にストレスを感じているとき。
人間関係に問題を抱えているとき。
別れ、別居、離婚を経験しているとき。

仕事の中で、定期的にトラウマにさらされている人々
つまり、医師、看護師、初期対応者、
ソーシャルワーカー、ジャーナリスト、人権活動家。 


「もう何も考えたくない」
という感覚に支配されていくのです。

そうなると
アルコールが手早い解決に感じます。
もちろん、それは長期的な解決策ではないと
自分でもわかってくるのです。
しかし、次第に
お酒の量が増え、
やめることができない状態に陥っていきます。

お酒を飲むのをやめたい気持ちがでてきます。
しかし、脳を一時的にも休め
様々な問題から逃げたい、ほんの束の間でも。
そしてお酒に手が伸びる。

そしてまた、
次の日、今日は禁酒すると決めるのです。

しかし、問題解決していないことがまた起こり
そこから逃げるためにまた、
簡単に禁酒をあきらめ、
お酒を飲んで、それが続いていくのです。

禁酒したい気持ちと
お酒に逃げ込んでしまうこととの繰り返しの
葛藤が始まります。

ある日、家にあるアルコールをすべて処分。
そして、数日たち、
カートにワインを入れている自分に気づくのです。

本当に、あなたの抱える問題が
重すぎて押しつぶされそうな時
このような状態が続いてしまうのはよくあることです。

アルコールは、実際に体が疲弊することを除けば
少しは自分の抱える問題に対して良い効果があるように感じるのです。
脳を麻痺させるから。
しかし、その効果は長くは続かずに最終的にはガス欠になります。 

そして、自分の脳と向き合うことになるのです。
あまりにも抱える問題が大きいと、
押しつぶされそうになり、
その問題についてはもう、考えたくないと思います。
「解決策が必要だ、それは、お酒なのだ」となるのです。
簡単に、一時的に楽になれると知っているから。
その場からただ、逃げたいという思いです。

心を静めたいという欲求があります。
そして飲酒以外の方法がないと感じるのです。
どれだけお酒をやめたいという意欲があったとしても、
どれだけ正当な理由があっても、
禁酒という自分との約束は
難しいものとなっていきます。

それはあなた自身のせいではありません。 
なぜ私たちは本当に
ノーと言えないのかという通説があります。
たとえば
自分の努力が足りないからだとか
依存的な性格なのだとか、そういう通説。
それを取り払うことがまず、大事です。

自分の脳に問題があると信じ込むのは間違いです。
脳には問題がありません。
依存的な性格なのではありません。
これがアルコールそのものが陥れる
中毒性のある罠なのです。

アルコールがストレス解消になると
私たちは信じ込まされています。

この信念は非常に広く浸透しており、
多くの人がそれが真実であるという経験があります。

最初は、ある程度うまくいきます。
ストレスを抱えているとき、
お酒を飲むと気持ちが楽になります。

しかし、ストレスが絶え間なく続いている場合、
それが一時的ではなく、
長期間にわたって大きなプレッシャーにさらされている場合、
または激しい感情を感じている場合には、
簡単に飲酒量が増えていきます。
そして、お酒にノーというのが難しくなります。

お酒を飲んでいると、
アルコールがストレス解消に効いているように感じます。
しかし、大局的に見ると、
飲酒により実際には回復力が低下し、
人生の浮き沈みに対処することが難しくなります。 
ここが鍵です。 
お酒は、あなたの回復力を消耗させます。

いくらアルコールを飲んでも
悲しみを避けることはできません。
人生に起こる悲しみや苦しみは
人間の経験の一部です。

いつかは、私たちが自分自身で
それに対処しなければならないでしょう。 
そのことは、みなわかっているはず。

ただ、あまりにも大きく重い
感情に押しつぶされてしまい
どうしようもない状態に引きずられてしまいます。

しかし、それは永遠には続きません。
いつかは解決します。
いつかは糸口を見つけます。
そのいつかを決めるのは自分自身です。

助けをもとめてもいい。
人に話してもいい。

アルコールはトラウマを癒さない。
アルコールは心配や恐怖を和らげることはできない。
アルコールは生活のストレスを軽減しない。
アルコールはストレスをさらに増長させるだけ。

私たちはマイナスの罠に陥らないように
方法を見つけることを学ばなければなりません。
それは、生きているすべての人間のやるべきことです。 

逃げ出したい瞬間に対処する方法を
学ぶにはどうすればよいでしょうか? 
誰も方法を教えてくれません。 

私たちは、簡単だと思われるものを選びやすいのです。
お酒が簡単な解決方法だと信じ込んでしまいます。
 
しかし、
押しつぶされそうなその瞬間を
逃げるのではなく
乗り越える方法を学ぶことが必要なのです。

それは、誰もが理解しなければならないことです。 
お酒に逃げ続けるとどうなるのかは
皆、わかってはいるのです。

無意識のうちに
お酒が増えていくことに気づいているのです。
お酒を飲むスピードが速くなり
一度に飲む量が増えていくということに。

ストレスレベルが高くなると
より多くのアルコールを必要としていきます。

こうなり始めると
飲酒量を減らすとか
禁酒することはとても難しくなっていきます。

より大きな問題になります。
あなたは自分自身を疑い始めるでしょう。
もう、自分一人では対処できないと
思い始めるかもしれません。
あなたは恐れ始めるているかもしれません。

あまたには、飲むチョイスがある。

または
飲まずに、問題について考えることもできる。
しかし、それは大きすぎて、乱雑すぎて、
直面するには圧倒されすぎているように思えます。

「この時期を乗り越えたら酒の量を減らそう、お酒をやめよう」
と自分に言い聞かせ続けることになるでしょう。 

そうなると、次に起こることが、
あなたにはわかっています。
さらに、困難な状況を引き寄せます。
予期せぬ、ストレスの多いことがさらに続いていくのです。
禁酒したい気持ちと
やめられない気持ちとのバランスをとることができず
さらに負け続ける状況を、
自分自身が作り出していきます。

しかし、変化することは本当に可能です。

ルールや規律によってではなく、
自分の内部で起こっていることを
再構成することによってです。 

それが本当の意味での心の平安を生み出すのです。 
心の平安というものは、
まったくストレスのない生活を作るとかとか
大きな感情に対処する必要をなくするとか
心配を繰り返さないとか
破滅的な思いが全くないとか
ただ、クリーンな状況を作るという事ではないのです。

心の平安とは、
自分の内側で起こっていることを
再構成する方法を学ぶことから生まれます。 

物事があまりにも大きく、
圧倒され、乱雑に感じられるこの瞬間に、
心を方向転換する方法を学びます。 
大きな感情を抱いても
あなたは大丈夫だと、
あなたは、あなた自身の体に教えていくのです。

それはまさに、何が起こっていても、
たとえ今出口が見えない状況にあったとしても、
あなたは大丈夫だ、
あなたには解決する力があるという信念を
常に持ち続けることです。 

私には解決できる。
今はただ、わからなくなっているだけ。
解決策はある。 
たとえそれが何か、今は分からなくても、
解決策はあると自分が信じることができること。

絶望のどん底で
自分の脳が、出口はない、
それは多すぎる、
大きすぎる、
圧倒されすぎて耐えられないと
脳が言っているのを聞いていても。

しかし、あなたは
少しずつ、気づいていくのです。
自分の脳が言うことは、
かなり間違っていたということに。

脳が思っているよりも、人は強いのです。
ここでいう脳とは
あなたの顕在意識が考えていることです。
脳の5%で考えていること以上に
大きな、強い、生命力を
あなたは持っているのです。

あなたの顕在意識が
「いや、ここには解決策はない」と言ったとしても、
常に解決策はあります。 
物事は決して良くならないと感じる瞬間であっても、
私たちは常に何かが変わること、
そして物事はそのままの状態ではいられないことを
発見していきます。

逃避タイプのスーパーパワー

本当に圧倒されていると感じたとき、
結果は 2 つだけなのです。
1 つは、より大きな苦しみ
2 つめは、より大きな回復力です。
それだけなのです。

立ち直る道を選択する方法を学ぶということは、
まさに、その方法を学ぶことなのです。 
悲しみを紛らわせ、
酒に頼って自分自身にさらに大きな苦しみをもたらすのではなく、
その方法を学べば、
どんな状況であっても
折れずに折れない方法がわかるでしょう。

それが、このタイプのスーパーパワーです。 
海が本当に荒れているときに、
安定した船長になる方法を学びます。 
それがこの原型があなたに教えようとしていることです。
アルコールとの関係を変えたいのに、
この典型が存在する場合は、
自分ですべてを解決しようとするのを
やめなければなりません。

もっと気楽に
助けやサポートを求める方法を
学ばなければなりません。 
そして、この心の中のおしゃべりを
どのように管理するのかという基本を
学ばなければなりません。
脳が反芻し始めたらどうすればいいでしょうか?
脳が壊滅的な状態になり始めたらどうすればいいですか?
私たちにはそのための特別な方法は何も与えられていません。
しかし、よく言われている
感謝のツールを使ってみましょう。
 
感謝の気持ちは素晴らしいことですが、
このような状況では
あまりうまく機能しないように感じます。

これらの信念の一部に
論理的にちがうと言います。
実際に私たちのシステムと方法が必要なもの。
心の方向を変える方法が本当にあります。
これらすべてのことを学び、筋肉が発達し始めると…

筋肉として考えてみるのです。
もしかしたら、そこに筋肉があることに
気づいていなかったかもしれませんよね?
もしかしたら、
トレーニングが必要だということに
気づいていなかったのかもしれません。
しかし今、あなたはそれがそこにあることを知り、
それをより強くすることができます。 
この筋肉を発達させると、
ストレスレベルが高いときに
飲み物に頼るのをやめるのが
はるかに簡単になり、
約束を維持することができます。

エスケープの原型、
それは非常に一般的です。 
ああそうだと、感じます。
しかし、そうは言っても、自信がないのです。
どうしてお酒を飲むのか
理解はできた、そうだよねと納得はできます。
しかし、その解決が、本当に自分に出来る事なのか。
全くわからないと思ってしまうのです。 

出来るのです。

これらの原型は非常に多いのです。
そしてまた、他の複数の原型にも
自分を重ねていることに気づくでしょう。
さまざまな状況で
さまざまな原型が現れると多くの人が言うでしょう。  
それは本当に、本当に普通のことです。 
自分自身の
ユニークな、あなただけの
お酒と自分の関係を知ることができます。

アルコールと自分の関係を
健康的なモノにしていこうと決めたとき
何が障害になっているのかに
気づくことができます。
アルコールをやめる時
アルコールを少し遠くに考える時
自分とアルコールの関係を
きちんと見つめなおし
自分の癖のようなものを知ることが
一番初めにしなければいけないことになるのです。

参考:rachel Hartさんの話されていることを参考に、まとめました。
自分の日本人としての考え方も含めて、
そして、今、ソーバーキュリアスがうまくいっている
自分自身の考えていることもいれて、まとめてあります。





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禁酒生活が続いています。
いつまで続くか謎ですが
今のところは、いい感じ。
このまま続けていけたらいいな。
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