すべてのダイエットは成功し失敗する:断続的断食17
1何を食べるべきか問題
何年にもわたって行われた
ダイエット研究で
わかったことが2つあります。
- すべてのダイエットは成功する
- すべてのダイエットは失敗する
英語では下記のような記述になっています。
- All diets work.
- All diets fail.
地中海ダイエット:フルーツ、野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ、オリーブオイル中心
アトキンスダイエット:肉・バター・チーズ・卵などのタンパク質や脂肪は自由に食べ糖質を控える
低脂肪ダイエット:脂質を控える
低カロリーダイエット:カロリーを控える
低糖質・糖質オフダイエット:糖質を控える
上記のような様々なダイエット食事方法の
長年にわたる研究結果です。
次々と新しいダイエット方法がでて
流行りだします。
テレビ、雑誌、インターネットなど
大きく取り上げられるので
「みんなやってるみたい。
やってみようかな」という気になって
いそいそとダイエットに励むのです。
何を食べるべきかに注目するような
様々な、新しい減量ダイエットは
どの方法でやったとしても
短期的にはうまくいったように見えるのです。
しかし、6カ月から12カ月までに
減量が頭打ちになります。
どのダイエット方法でも同じです。
そして、
自分が選んだダイエットの食事制限を
続けているにも関わらず
体重は少しずつリバウンドしていきます。
どのダイエット方法を選んでトライしても
一時的には減量が成功します。
しかし、体重のセットポイントを下回ると
(体重のセットポイント:その人の体の設定された体重)
体は失われた体重を取り戻すための
メカニズムを活性化するのです。
体重が減った肥満の人は
より少ないカロリーになっていくため
劇的に代謝が遅くなります。
そして、食べたい欲求が加速します。
これは体が
長期的な体重減少に抵抗しているからなのです。
何をどれだけ食べたか
どれくらい運動をしたのかに関わらず
人の体は生き残りをかけて
体重のセットポイントに戻ろうとします。
ただ単に、体重を落とすのではなく
体重のセットポイントを低くしていくのが
ダイエット成功のカギになっていきます。
2意志のチカラ問題
研究結果が書かれた本を読むと
短期ダイエットで減量に成功し
その後にリバウンドするのは
体の仕組みとして
当たり前のことなのだということが
わかります。
意志の力が弱いから
ダイエットに失敗したわけではないのです。
ところがダイエットリバウンド経験者は
自分が失敗者のように思い
今度こそと、新しいダイエット方法を求めて
万年ダイエッターになりやすいのです。
リバウンドは自分の意志の弱さからではなく
体の仕組みがそうさせています。
何度かダイエットをして
ダイエットの成功とリバウンドを繰り返し
だいたいの人たちは
もう、わかっているのです。
体重が減るのは一時期的な成功でしかないと。
どうやって
忍耐強くダイエット方法を続けるか。
意志の力で?
違う。
どうやって
ダイエットで減らした体重を維持していくのか。
意志の力で?
違う。
食事と食事制限をした時に
体の仕組み・ホルモンがどうなるのかを知りましょう。
断続的断食は
ホルモンに働きかけ
体重のセットポイントを低くしていきます。
断続的断食の方法は
無数にあります。
自分にとって自然な形や心地よい方法で
健康に近づくような食事方法を取り入れ
その過程で適正体重に向かっていきます。
長い道のりにみえるけれど
結局は、良い結果をもたらします。