オートファジーとは:断続的断食13




1オートファジーとは

オートファジーと言う言葉は
ギリシア語の「auto」(自己)「phagein」(食べる)に由来します。

自分を食べるというより
自分を浄化するというイメージです。

1)細胞をリサイクルする

オートファジーとは
酵母や植物、動物など、
すべての真核生物に備わっている
細胞内の浄化・リサイクルシステムです。

人間の生体内のメカニズムと言えます。

「壊れた」細胞 をすべて取り除きます。
タンパク質、死んだ細胞、細胞膜を取り除きます。
細胞そのものに
維持するためのエネルギーがなくなったとき
それら細胞のすべてを取り除くのです。

細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、
さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを
分解して浄化することで、
さまざまな病気から生体を守っています。

オートファジーによって
体をきれいにし
さまざまな病気から守り、癒し
より持続可能で、健康にするために
細胞成分を分解して、リサイクルするのです。

私たちの体のさまざまなレベルでの
自己解毒のプロセスは
オートファジーによって
行われます。 
   
身体システム・プロセス・組織
などのバランスを取り、癒し、保護するために
健康な細胞や
微生物やウイルスや
損傷した古い病気の細胞を
分解し、リサイクルしているのです。

2)新しいタンパク質を作る

私たちの体は主に、
食べたものから摂取した
タンパク質で作られています。

長い時間の空腹によって体が飢餓状態になると、
体内にあるものを使ってなんとか生き残ろうと、
細胞内の古くなったり壊れたりした
タンパク質などをかき集めて分解し、
新しいタンパク質を作り出します。

細胞内のミトコンドリアという小器官も、
オートファジーによって新しく生まれ変わります。
これによって、細胞が新しくなります。
体がリセットされるので、
若々しく健康になれるという仕組みです。


2断食16時間後から始まるオートファジー

 


オートファジーは
断食をして飢餓状態の時に始まります。
一般的に16時間後からと言われています。

16時間経過したころに体の中で
オートファジーが機能し始めるのです。
つまり
16時間の断食のみでは
オートファジーのメリットを
十分に取り込むことができません。

16時間断食してすぐに
空腹のあまり
食べたい物をなんでも詰め込むように食べると
オートファジーの
素晴らしいメリットが台無しです。

もちろん、断食12時間ごろから
脂肪が燃焼すると言われていますから
それには効果があるでしょう。

オートファジーによる
クリーニング、リサイクル効果を得たいのであれば
16時間過ぎてからの断食と
その後の少食がいいのではないでしょうか。

16時間、17時間、18時間の断食を
毎日するのがキツイと感じるのであれば
例えば、前日に少し食べ過ぎたなと感じるときの
次の日に、16時間以上、
断食してみるのはいかがでしょうか。

自分に合わせて
無理なくできる方法で
16時間以上の断食を
ときどき、生活の中に
取り入れていくのがいいでしょう。

  • 断食12時間後から脂肪が燃える
  • 断食16時間後からオートファジーが始まる
このことを頭に入れておきましょう。





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