128グレーゾーンを作ろう
食事ルールはない方がいい
- ダイエット・健康の食事ルールがあると食べ物警察に支配されてしまう
- 食事ルールはデメリットの方が大きいためない方がいい
- 白か黒かより自分に合わせたグレーゾーンを作る
ダイエットの食事ルールがある人。健康のためのルールがある人もふくまれます。どちらも、フードポリス(食べ物警察)が頭の中にいるのです。
従来のダイエットはデメリットの方が大きいので、やめたほうがいいのです。ダイエットの食事ルールや健康のための食事ルールはないほうがいいのです。
しかし、いままで、ずっと、そのルールに基づいて食事をしてくると、急にそのルールをすべて取り払うのは恐いだろうし、無理な話かもしれません。
だから、グレーゾーンを作りましょう。
All or Nothing
- ルールが厳しいので白か黒かになる
- ダイエット失敗は意志が弱いせいではない
- 制限と爆食いから抜け出すためのグレーゾーン
ダイエットにまじめに取り組んでいる人は「すべてか、なにもないか」になりがちです。白か黒。つまり、グレーゾーンがないのです。
フードポリスの言う通りに、制限を強く、ダイエットフードばかり食べてしまう。そして、量も制限。
そのルールは、人によって、いろいろ違います。
例えば、ダイエットや健康のために「パンが好きなのに、パンはやめて、米を食べようとしてる」つまり、健康のために自分の好きな食べ物を食べるのを我慢をしている。
生物的に続かないから、ある日、食欲に負けてルールを破る。破ると、やけ食い。全くコントロールがきかない。量も質もお構いなしに食べ過ぎ。制限と爆食いを繰り返してしまうのです。
制限するから、爆食いをするのです。意志が弱いからではないのです。白黒はっきりと付けるのはやめて、グレーゾーンを作っていきましょう。食べ物に良いも悪いもありません。
自分に優しいグレーゾーンを作ろう
- 自由に食べても大丈夫
- 心と体が喜ぶように自分に優しい食事をする
- ちょうどよい量を食べる
栄養ある食べ物を食べるのは、悪いことではありません。栄養バランスに固執して、頭で考えてモノを食べるというようなことが、心と体に悪い影響を与えてしまいます。栄養については、自然にできるようになれるのなら、それが一番良いのです。
まずは、少しずつ、黒と白を混ぜてみて、グレーゾーンを作っていくのです。やり方は自分に合った方法で、少しずつです。パンか米かの話にもどってのたとえ話にすると「ベーカリーで、新発売の、自分の好みに合うような、本当に食べたいと思うようなパンを見つけたときには買って食べても大丈夫」とか、自分に優しくするのです。
現代人は食べ過ぎだから、太りやすくなっています。食べ過ぎなければ、どんな食べ物も、心と体の栄養になって、自分にとっての適正体重になっていくのです。
ちょうどよい量というのは、すこしずつ、経験をかさねて、自分自身が学んでいくのです。時間はかかるけれども、短期に痩せて、すぐにリバウンドを繰り返し、心がダイエット病になってしまうより、よっぽど確実に、適正体重になるし、自尊心が生まれ、幸福感が増していきます。
参考"Intuitive Eating "by Evelyn Tribole & Elyse Resch
お読みくださりありがとうございました。
kindle unlimitedならいつでも無料で読み放題