2ボディポジティブ
1 ボディポジティブ
ボディポジティブな動きは2012年頃に
メディアで現れ始めました。
モデルのような非現実的な女性の美しさの基準を、
より現実的なアプローチにシフトすることでした。
セルライトやしわも正常なのです。
ダイエットのための食事・運動プランは
自分自身に厳しいルールをあたえ、
その結果、健康から離れてしまう場合があります。
ボディポジティブでは
- 栄養価の高い食べ物を丸ごと食べること
- 体をそのまま愛すること
ということに焦点を当てていきます。
ボディポジティブ運動は
「すべての体が美しい」ことを強調しています。
2 ボディポジティブと肥満文化
ボディポジティブの運動が、
肥満に伴う合併症の危険性を無視することをうながし、
不健康な文化を生み出したという多くの批判もあります。
肥満は糖尿病や心臓病に関連しているからです。
- 健康上のリスクに関係なくすべての体型を受け入れること
- ダイエット・スキニー文化に逆らいながら健康的で健全な生活の選択を促進すること
しかし、実際、この間には、大きな溝があるのです。
3 痩せれば健康というわけではない
不健康な体重と健康的な体重があり、
それは痩せているまたは太っているのとは非常に異なります。
痩せて不健康な場合もあれば、
太りすぎで不健康な場合もあります。
「痩せている・スキニーである」ことは、
必ずしも健康だというわけではありません。
体重が少なすぎると、
骨粗鬆症やホルモンの不均衡など、
他の合併症を引き起こす可能性があります。
痩せるために
食事制限をしないようにしましょう。
栄養価の高いものを食べましょう。
多くの医師は
バランスの取れた食事と定期的な運動を奨励しています。
4 自分にとって心地の良い運動をチョイス
定期的な運動はとても重要です。
しかしそれは楽しいライフスタイルの選択であるべきです。
スポーツ選手のような厳しい運動ではなく、
自分が楽しんできる運動や活動を定期的に行うことです。
これは人によって異なります。
犬の散歩、ランニング、ジムへの参加、
ホームワークアウト、ヨガの練習、スポーツ、
スキー、ハイキング、サイクリングなど、
さまざまな方法で運動できます。
定期的な運動は、糖尿病や心臓病のリスクを減らします。
気分が良くなります。
5 体を愛するプレッシャーで外見に執着
ボディポジティブな動きは、
今の自分の体を愛そうと勧めているため
自分の外見に執着してしまうかもしれません。
人々が自分の人生や個性など
他のすべての重要な側面を
少しおざなりにしてしまうのです。
ボディポジティブでは
自分の体を愛するようにプレッシャーを感じてしまい
ダイエットカルチャーにふたたびとらわれる可能性があります。
6 外見は多面的な存在の側面の一つ
人間として、私たちは多面的であり、
私たちの外見は私たちの存在の多くの側面の1つにすぎません。
私たちの外見は私たちが誰であるかを定義するものではありません。
Our physical appearance does not define who we are.
この考えが後に、
ボディポジティブからボディニュートラルに
つながっていきます。
7 行き過ぎのポジティブは毒となる
今現在の自分の体を愛すること。
毎日の生活の中でそれができない時
ボディポジティブ文化を受け入れることができずに
罪悪感を感じることにつながっていきます。
頭の中で小さな声が響きます。
今より良くなるように、
今より受け入れることができるように、
そうすることが必要だとつぶやいています。
それがプレッシャーになっていきます。
ポジティブも行き過ぎると毒になっていきます。
8 自分自身をジャッジしない
毎日毎日、
自分の今の体を愛することは難しいかもしれません。
自分の太っている体が気にくわない時もあります。
いつもはいていたジーンズが、
体に合わなくなっている時もあるでしょう。
今の自分の体を受入れ愛そうとしていても
自分の体の形や外見が気に入らないと感じて
落ち込む時もあります。
ダイエットや健康の考え方で、
毎日を暮らすことに疲れを感じる時もあります。
私たちは自分の体について
気分が良くならない日もあるのです。
それでも大丈夫です。
何を着ても気分が良くなる日だってあるのです。
いろんな日があっていいのです。
ボディポジティブとは、
今のあなたの体を感謝し愛することを意味します。
加齢、妊娠、またはライフスタイルの選択によって
自然に起こる変化について
自分自身をジャッジしないことを意味します。