図解77:エアフードと満足感
1 エアフードとは Air food
エアフードとはダイエットのためのカロリーの低い食べもの。カロリーを抑えてお腹をみたすもの。代替え食品。無脂肪クラッカー、ヘルシーシリアル。カロリーオフのゼリー。カロリーフリー飲料。低エネルギー食品などのこと。
例えばチーズケーキが食べたい➡おからパンにしよう➡ヘルシーだからと少し食べ過ぎる。でも、もさもさしてあまり美味しくなかった。やっぱり、クリーミーな甘いものが食べたい。ごそごそと探す。パンを焼いてそれにクリームチーズとはちみつをかけて食べて、ようやく満足。初めから、小さなチーズケーキ買って食べていれば、1つ食べて満足したはずなのだ。
健康に良さそうだとか、カロリーを控えようだとか、頭で考えて食べると、結果的に食べすぎます。そして、罪悪感と後悔が残ります。自分がヘルシーだと思っているモノで胃を満たそうとすると、多くの場合、大量に食べてしまいます。 あなたの体は、あなたが思っているよりもとても賢く、これが自分を満たす十分な食べ物ではないことを知っているので、混乱が起きます。体の声をしっかり聴いて食べると、適量で満足し、食べ過ぎることが少なくなっていきます。
2 エアフードを食べるデメリット
- 一時的に満腹になるだけ
- カロリーが少ないからという認識で食べ過ぎる傾向になる
- 胃が満たされても満足しないので結局は食べ過ぎる
- 食べ過ぎたことへの罪悪感と後悔に悩まされる
- 本当に食べたいものへの欲求が残ってしまう
3 エアフードは逆効果
エアフードは通常、カロリーが低く、お腹をいっぱいにしますが、栄養はほとんどありません。これらの食品への依存は、裏目に出る可能性が強いのです。backfireといいます。本当の自分の目的に対して、逆効果で、裏目に出るのです。
4 ダイエットへ欲から利益を得るエアフード
低カロリーのスナック市場ブームを巻き起こしています。「自分自身をきちんと整えて、健康に保つためカロリー摂取量を制限したい」という私たちの願望から利益を得ています。
5 健康ブームからの誤解
エアフードのような低カロリーのスナックは、実際には健康に役立ちません。一時的に空腹感を和らげるだけで、結果的に、後でもっと食べるようになってしまいます。健康ブームのせいで、ジャンクなスナックに比べたら、エアフードの方が良いと思いがちです。しかし、エアフードで、胃を満たすことを習慣化しないように気を付けることです。ダイエットのための特別な食品から距離を置くようにしましょう。
6 低カロリー食品による食べ過ぎ習慣
軽食をとる時も、たんぱく質と炭水化物、または脂肪と炭水化物のバランスが取れている食べ物がおススメ。これらが最も満足のいくものである傾向があるからです。または、その時に本当に自分が食べたいと思うものを食べたほうが、満足し、量をたくさん食べなくて済むようになっていきます。低カロリー食品は、食べ過ぎる傾向が強くなっていきます。どんな食べ物であっても、食べ過ぎが太る原因です。
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