図解DAY9:甘いものを食べない:WEEK2健康になる

 

A砂糖中毒から抜け出そう

砂糖を取り過ぎると、脳からドーパミンが分泌されます。このドーパミンとは快感に関わるホルモン。甘いものを食べるとコカインやニコチンのような麻薬物質と同じように、ドーパミンが過剰に分泌されます。ドーパミンが過剰に分泌されることで、快感を感じ、もっともっと砂糖が欲しくなっていくのです。
 
砂糖を食べる➡快感➡砂糖欲しい➡砂糖を食べる
このサイクルが中毒症状なのです。つまり「砂糖をもっと食べたい!」と脳が感じているのは、麻薬中毒者の脳が感じているのと同じ原理なのです。

砂糖断ちは、何度かトライして挫折している人もいるかもしれません。何度でも、トライしたらいいのです。その分だけ、お砂糖摂取が減ります。「今日は砂糖をとらないぞ」と、1日トライや、3日トライを、時々してみることです。自分にとっての気づきがあると、砂糖断ちが続いていくきっかけをつかめる可能性があります。まずはトライすることです。

B砂糖断ちのメリット

1.体重が減る

砂糖の消費量を制限することは、栄養のない無駄なカロリー摂取や、カロリーの過剰摂取を減らすことにもなるのです。砂糖をやめると、シンプルに、体重も減少傾向になっていくでしょう。

砂糖は栄養にならないうえに、グレリン(飢餓ホルモン)の働きを活発化させます。食欲が刺激され、食べ過ぎたり、満足感の続かない食べ物を口にしやすくなります。
「機能的磁気共鳴画像法(fMRI)」の調査方法により、砂糖を食べたあとの脳は「空腹感」が高まることがわかりました。つまり砂糖を食べると満腹感より空腹感が高まるので、食べ過ぎにつながっていくのです。

2. 肌がきれいになる


砂糖をとると、インシュリンの分泌量が増えます。インシュリンが多く分泌されると、炎症を引き起こし、皮膚のコラーゲンやエラスチンを破壊します。砂糖が消化されるとコラーゲンと結びつきます。砂糖が多すぎると、コラーゲンの働きに悪影響をおよぼし、お肌の不調やシワを増やすリスクが高まります。砂糖を取りすぎない生活をすることで、インスリンの過剰分泌を抑えることができ、その結果として、肌がきれいになっていきます。

3.ぐっすり眠れる


砂糖を多量に摂取すると、眠りのリズム調節に不可欠な、脳内のメラトニンの分泌を遅らせることになります。研究によると、睡眠不足は血糖値のアンバランスを招き、さらに砂糖を食べたくなるそうです。砂糖への欲求が強くなり、さらなる悪循環となっていきます。

4.内臓がより元気になる


普段からたくさんの砂糖を口にする人は、飽和脂肪酸を過剰に摂取し、食物繊維をあまり摂らない傾向があるそうです。ところが砂糖を避けるようになれば、その分食物繊維の豊富な果物や野菜、ナッツ、種子類、全粒粉などを口にするようになるので、内臓にも良い効果がでてきます。これらの食品は内臓における健康な微生物叢の数を増やす働きがあるため、内臓を健康にします。さらに、毒素を排出し、食べ物を消化するための消化器官の働きを促し、食物が大腸を通過するのにかかる時間を減らします。

5.病気へのリスクが軽減

砂糖を過剰に取ると「血糖値」が上がります。「血糖値」はすい臓から分泌される「インスリン」というホルモンで調節されます。砂糖を取りすぎると「インスリン」の働きが弱まり、速やかに「血糖」を処理できなくなり、血糖値が高い状態がつづきます。血糖値が高い状態、つまり「糖尿病」になる危険性があるのです。つまり、砂糖断ちをすることで、リスク軽減ができます。

また、余分な砂糖(特に果糖)や甘味をつけた飲料は、非アルコール性脂肪肝疾患と強く結びついています。果糖はグルコースなしには肝臓で代謝することができないため、過剰に摂取すると肝臓の周りにたまるのです。砂糖を制限することは、非アルコール性脂肪肝疾患のリスク軽減にも役立ちます。

 

6.集中力が増す

糖分の多い食べ物はグリセミック指数が高いのです。それはつまり、血中に素早く糖が放出され、血糖値の急上昇が促されるということです。すると一旦はエネルギーレベルが上がるけれど、その後インシュリンが血液から細胞内に糖分を取り込むため、急激な血糖値の低下が起こり、エネルギーの不足を感じて、さらなる糖分を求めるという悪循環に陥ります。

砂糖は「血糖値」のレベルを急上昇させて急下降させます。血糖値が急下降する、低いレベルにあると「血糖値を安定した水準にしなければ!」と、脳は判断してしまい、私たちに砂糖を欲させます。血糖値が安定せず、乱高下すると、細胞に供給されるエネルギーも安定しなくなります。エネルギー源が切れるため、集中力は低下します。

つまり、砂糖をとらないことで、集中力はアップするということです。糖分への依存を断ち切れば、急激なアップダウンがなくなり、エネルギーレベルが1日中、より一定に保たれて、非常に快適になっていきます。

7.メンタルヘルスの向上

最新の研究で、砂糖の多量摂取には、うつや不安などの精神衛生上の問題を引き起こすリスクとの関連が認められています。

特に砂糖との関連がはっきりしているのが不安です。血糖値がアップダウンするローラーコースター状態が続くと、アドレナリンとインシュリンが分泌され、すでに不安を抱いている人の状態を悪化させる可能性があります。砂糖断ちによって不安を解消することはできないけれど、不安と関わるいくつかの症状を緩和することはできるということです。

8.気分がよくなる

砂糖は新しい脳の神経細胞を作るのに必要な、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれるホルモンの分泌を抑制すると言われています。気分が落ち込みやすい人はこのBDNFの分泌量がそもそも少ないのです。

砂糖を過度に取ることで「BDNFの量が減少」します。BDNFは、不安やストレスを軽減するために重要な役割を果たしています。砂糖を過度に取ると、BDNFの量が減少するため、不安やストレスなどの症状を悪化させるのです。気分が落ち込み、うつ状態になりやすくなります。砂糖断ちをすればBDNFの値が改善するため、結果的に気分もよくなっていきます。




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