体重のセットポイント:断続的断食30



1体重のセットポイントとは何か

手を変え、品を変え
次々と新しいダイエットが流行るのは
ダイエット成功者が
ほとんどいないということの証明です。

あるダイエット方法を選んで
始めてみると
一時的には減量が成功します。
そして、ダイエット成功かと思いきや
いつもの食生活に戻すと
あっという間にリバウンドするのです。

またはダイエットを続けていても
停滞期にぶつかり、挫折したりします。
ほとんどのダイエッターが
経験していることです。

体重を減らしてキープするのって難しい。
と、ダイエッターは感じています。
しかし、それと同時に
体重を増やしてキープするのも難しいのです。
体重を減らすことに夢中になっているため
気づかないのです。
体重を増やさなければいけない
スポーツ選手などではない限り
体重を増やすことが難しいとは
誰も気づかないのです。

つまり、体重は
減らそうとして減らすと
そののち、元の体重に戻ろうと増えます。
増やそうとして増やすと
そののち、元の体重に戻ろうと減ります。
その人の体重のセットポイントに
いつもいつも
戻ろうとしているのです。

2ホメオスタシス

減量しているのに
体重が増えてしまうのは
体重を減らす努力をしているからです。
減量ダイエットをすればするほどに
体の仕組みが体をもとに戻そうとして
体重を増やそうとしてしまうのです。

カロリーインとカロリーアウトとは関係なく
ホメオスタシスが働いています。
ある一定の体重を保とうとしています。
増えれば、減らそうとするし
減れば、増やそうとするのです。
それが、体重のセットポイントです。

3ホルモンと体重の増減

ホルモンは、
食欲などの多くの体のシステムや
プロセスを調節する
メッセンジャーです。

例えば
ある人の体重のセットポイントが
55キロだとしましょう。
何かの減量ダイエット方法で
50キロになりました。
体重のセットポイントが55キロのままですと
体はそこに、戻ろうとします。

体の中の仕組みが働きます。
ホルモン(グレリン)により食欲増進したり
代謝が落ちて、脂肪を燃やさずに
体重増加につながっていきます。

体重のセットポイントが55キロのまま
ある時食べ過ぎて57キロになったとしても
体の中の仕組みが働き、今度は
逆のことが起こります。
ホルモン(レプチン)により食欲がなくなったり
体重が減りはじめ、元に戻ろうとします。

人はロボットではないので
普通に適量、毎日食べていても
体重の増減はあります。
減量ダイエットをしていると
1キロ増えた、2キロ減った
また増えた、減ったと
一日一日、大きな増減があるかもしれません。

55キロセットポイント体重の人が
あるダイエット方法で50キロになりました。
ある日、49キロになりました。
ダイエッターは
最低値の体重を
自分の体重だと信じたくて
それをもとに増えた減ったと
常にやりがちです。
自分の中では、49キロがセットポイントで
それを基準にしてしまっているのです。

4体重のセットポイントを下げる

もともとの
自分のセットポイントが
55キロであれば
体重が55キロへ戻ろうとします。
減量ダイエットのような
意識的なカロリーインや
意識的なカロリーアウトでは
うまくいかないのです。

ただ、単に体重を減らすのではなく
自分の体重のセットポイントを
下げる必要があります。
それと関わっているのが
インスリンなのです。
そのため
インスリンレベルを低くするために
ぜひとも取り入れてほしい食事方法が
断続的断食なのです。

参考書籍




翻訳本もあります。








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