137ダイエットの思い込みと炭水化物

 

1 糖質制限で体重が減るのはなぜか


人間のカラダは本来、
糖質と脂質をエネルギーとして使っています。

安静時の代謝を分析すると、
糖質が50%、脂質が50%の割合で使われています。

動いたら安静時より3倍エネルギーを使います。
人間は運動中により多くの糖質を使うのです。

例えば「3日間の糖質制限で2kg痩せた」としましょう。
1kgを体脂肪に換算すると7,200キロカロリー。
4日間まるまる断食するのとちょうど同じエネルギー。
脂肪2kgといえば容積にして500mlのペットボトル4本分。

それが脂肪としてカラダから取り除かれた
ということはありません。
落ちた体重の正体は、
炭水化物にくっついている水分なのです。

体重が落ちると脂肪が落ちたと、勘違いしがちです。
体内に蓄積されている糖質「グリコーゲン」には
1個の分子に水が3〜4倍結合しています。
だから筋肉や肝臓は水分をたっぷり含んで重いのです。

炭水化物を抜くとグリコーゲンが枯渇するので
筋肉や肝臓に含まれていた水分が減ります。

つまり体重が減ったのは、
グリコーゲンと結合している水分が少なくなり、
体内の水分が減ったということなのです。
単に、水分が減っただけなので
痩せたとか脂肪分がなくなったわけではないのです。


2 ダイエットの思い込みと炭水化物


実際に糖質制限をすると、確かに体重は減ります。
そして、それが思い込みになっていきます。
痩せるには炭水化物を抜けばいいと、勘違いしてしまいます。

体重の増減は一時的なものです。
体重はなるべく測らずに、鏡チェックがいいでしょう。
数値を見るとどうしても、気にしてしまうのが人間です。

おにぎり、パン、お寿司、そば、焼きそば、お好み焼きに、パスタにピザ。
美味しい炭水化物がたくさんあります。
我慢しなくていいのです。
というより、我慢する必要がないのです。
食べ過ぎはNGですが、胃が満たされたらやめるようにして、
楽しんで食べてもいいのです。

食べたいと思っている炭水化物を
抜くようにしていくと、
その食べたい炭水化物のことばかり
考えるようになってしまいます。

健康やダイエットの為にやっているつもりでも
食べ物に、知らず知らずに執着して
ある日の爆食いとなってしまうのです。

食べ物に強い執着があるうちは
必ず、何かのきっかけがある時に
コントロールの聞かない爆食いをしてしまいやすいのです。

3 代替え食品の罠

炭水化物をとらないようにしていくと
安易に代替え食品に手を出します。
おからパンやこんにゃく麺などです。

他にも、糖質オフの食品がたくさんあります。
ビジネスの罠に乗らないようにしましょう。
それは、気休め程度にしかなりません。

カロリーが少ないから
糖質量が少ないからと
自分に言い訳をして
食べ過ぎる傾向を変えない限り
自分にとっての適正体重になることは難しいです。

何を食べても
適量食べれるようにしていきましょう。
心地よい満腹でやめれるようにしていきましょう。

代替え食品をたべるのをやめましょう。
ごくまれに
そのほうが自分にとって気が休まるときのみ
少量利用する分には問題ありません。

代替え食品に頼り
常習化するようになると
自分が思っているより
問題が大きくなっていきます。

食べ物に対する罪悪感のようなものが
増えていきます。
自分が、自分に許した食べ物以外
食べれないようになってしまう可能性があります。



参考"Intuitive Eating "by Evelyn Tribole & Elyse Resch
お読みくださりありがとうございました。

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