131ダイエットパラドックス
1 健康という名のもとでダイエット
現代のダイエット文化は
健康という名前を使い、実に巧妙です。
たとえば、白いパンや、白い米、麺類などが
不健康な食べ物という認識になっていったりします。
食べ物警察により、有罪となり、
食べ物刑務所にはいります。
あなたは「良い行動」をして
仮釈放されるかもしれません。
ここでの良い行動とは、
ダイエット文化のはびこった
この現代社会では
新しいダイエットを開始することを意味します。
2 新しいダイエット方法が次々と流行る
健康という名のもとに、
次々と新しいダイエット(ルールのある食事や運動、短期的な方法)が
常にあなたを誘惑してくるのです。
新しいダイエットが次々とでてきて、流行るのは
ダイエット成功者がいないからです。
一時的に成功してもリバウンドするため
ダイエッターは次々と
新しい方法を求めます。
そして、新しいダイエットにより
制限することと、それに負けて自分を甘やかすこと
この間で、常に揺れていくのです。
3 ヨーヨーダイエット
この状態は、ヨーヨーダイエットと言われています。
制限と爆食いを繰り返すような
自分自身の食べ物との戦いが始まっていくのです。
健康のためにしていると思っていること、そのものが
心と体の健康を破壊していき、
そのサイクルからぬけられなくなっていきます。
4 食べものの誘惑
あなたは、食べ物警察に
常に常に見張られています。
食べ物警察市(シティ)に住んでいるのです。
そして、そのシティは
フードマフィアが運営しているのです。
食べものの誘惑に打ち勝つことはできません。
制限すればするほどに
食べもののことばかり考えるようになります。
結局のところ
必要以上に食べてしまうのは
ルールがあるからなのです。
5 ルールがあると体の声を聞かない
ルールがあると
体の声を聞くことをおざなりにしてしまいます。
リバウンドは、体が悲鳴をあげているサインです。
ダイエットの失敗は
ダイエットそのものです。
意志が弱いからではありません。
ルール通りやっていたが
できなくなってやめたからではありません。
ルール通りにやり始めてしまった
そのダイエットが原因になって
ダイエット失敗となってしまうのです。
ルールはいらないのです。
体の声を聞いて食べてみましょう。
あなた自身が
教科書で、コーチで、先生になっていくのです。
6 ダイエットパラドックス
まず、最初にしなければいけないことは
今の自分の体を受け入れることです。
今現在の自分の体を尊重することなのです。
そのことが一番大切なのに
それができずにいるのです。
ダイエッターは
ダイエットをして
今の体を変化させようと頑張り続けることが
最も大事なことだと信じています。
自分自身に言い聞かせているのです。
結局のところ
変化を強く望んでいるから
現在の体を受け入れられないのです。
健康的な自分の理想を思い描くのは
悪い事ではありません。
しかし、変わりたい気持ちが強すぎると
人は無理をしてしまいます。
理想の自分になりたい欲求が強すぎると
今現在の自分を受入れることが
出来なくなってしまいます。
そこに矛盾がありパラドックスとなっています。
参考"Intuitive Eating "by Evelyn Tribole & Elyse Resch
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