83シーソー症候群から抜け出す

 



1 禁止食品とシーソーゲーム

ダイエットのために禁止している食品があるとします。
その禁止が長ければ長いほど、その食べ物が誘惑的になります。 

その結果、自分にとって「違法な」食品を食べることは
ダイエッターに「罪悪感」をもたらします。
 
そして罪悪感が増すほどに、それらの摂取量も増えます。

ダイエットや特定の食品を食べないようにすればするほど
我慢しているわけですから、その反発は大きくなります。
 
これはよくあるパターンなのです。
それがシーソー症候群(シンドローム)です。

ダイエットプランのある人、健康プランのある人も、
ある特定の食べ物に対して、罪悪感がある状態では、
いつもいつも、ダイエットマインドに支配されていると言えます。

ダイエットに一時的に成功して体重を維持している人も、
油断して少し体重が増え、また、意識的に少し制限をするという状態では、
万年ダイエッターということになります。

やはり理想は、
いつでも、自分の食べたいと感じるものは食べて、
運動も、自分が心地よいと感じるものをやり、
やりたくないときはしなくても
いつも良い感じで体型管理ができている状態ではないでしょうか。


2 罪悪感は情報の影響

美味しい食事はたくさん食べたいけれど、
ダイエットや健康もあきらめたくない気持ちがあります。
そのジレンマから罪悪感に陥ってしまうのです。

つまりダイエットカルチャーの影響です。
ありとあらゆるダイエット情報が
健康の名のもとにたくさんあります。
現代のダイエットカルチャーは、
健康という名のもとに作られているので、
罪悪感を感じやすく、そこから抜け出しにくくなっています。

3 シーソー症候群から抜け出す

自分が好きなもので、食べたいと感じるモノの中で、
ダイエットや健康のために禁止しているものがあるなら、
その禁止をやめてみましょう。

いつでも、本当に食べたいときには食べてもいいと
自分に許可を与えるのです。

そうすることによって、特定の食べ物に対する執着が、
少しずつ消えていきます。
いつでも食べていいと思うと、
そんなに食べたいと思わなくなっていくのです。

禁止しているけれど食べたいもののリストを作ってみましょう。
そして一つ選んで、味わって、幸せに食べてみましょう。

自分の食べたいものを一生禁止することはできません。
長期にわたって禁止することはできないのです。
長期にできないことを、短期的に頑張ってみると、
結果的には、すぐに後戻りしてしまいます。
食べ物に対する執着がさらに強くなるだけです。

チートデイという考え方もやめましょう。
爆食いを引き起こす可能性の方が高いです。
「食べたい食べ物はいつでも食べてもいい」
という考え方を、日常的に取り入れていきましょう。

体はあなたが思っているより、賢く、働きます。
あなたが太ると思い込んでいる食べ物を
適量、または少し、食べたからと言って
急に太ったりはしません。

ふだんから、食べたいものを食べるようにしていきます。
食べたいと感じるものを適量食べるようにしていきます。
そのことが、食べ物の執着をなくし
罪悪感も消えていきます。
結果的に、爆食いが減り、食べ物の全体の摂取も減り、
適度に食べるようになり、適正体重になっていきます。


お読みくださりありがとうございました。





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